徳島県上空「オレンジルート」 米軍機飛来回数が急増
徳島県南部と西部を結ぶ上空に設定された米軍の飛行訓練ルート「オレンジルート」で、米軍機の飛来回数が急増しているという報道です。
「徳島新聞」5月25日付から
牟岐町月平均10回超
牟岐町によると、今年は5月24日までに54回と月平均で10回を超え、昨年までの月1、2回程度を大きく上回る。夜間飛行も常態化しており、ルート真下の地域ではごう音をまき散らす米軍機に困惑と不安が広がっている。
住宅地の上空を米軍機が飛ぶ牟岐町では、昨年末から飛来が頻発。今年3月以降は毎月10回を超え、5月は21回確認されている。23日には午前11時20、28、31分と数分間隔で立て続けに飛び、窓を密閉した建物の屋内まで爆音が響いた。今年飛来した54回のうち2回は、新型輸送機MV22オスプレイだった。
県西部の三好市には今年8回の飛来情報が寄せられている。住民の少ない山間部上空を飛ぶため牟岐町ほど報告数は多くないが、2008年以降の年間0~3回と比べると増加ぶりが目立つ。
同じオレンジルートの高知県本山町でも顕著だ。町によると、昨年の29回に対し、今年は53回(23日現在)と、最近10年で最多だった09年の56回を超える水準で推移している。
昨年までほとんどなかった夜間飛行も住民にとって深刻。牟岐町では4月10日午後8時15分に今年初めて確認され、4月は少なくとも5回、5月は13~16日の4晩連続を含む9回飛んだ。13日は深夜の午後10時39分に爆音をとどろかせた。
1999年の日米合意では、低空飛行訓練について「地元住民に与える影響を最小限にする」とあるが、牟岐町中村の女性(57)は「最近の米軍機はひどい。あまりのごう音に跳び起きたことがある」と迷惑がる。那賀町木頭和無田胃の男性(62)は「夜は昼より低く飛んでいるように感じる」と憤った。
夜間も常態化 住民、不安広がる
「日本を守る一端を担ってくれている」「我慢するしかない」と理解を示す住民もいるものの、大半は不満、不安を強めている。防衛省中国四国防衛局(広島市)は飛来増について「米軍の運用に関わる事項は承知しておらず、コメントできない」と説明するだけ。
岡山県の民間団体・低空飛行解析センターは「北東アジアの緊迫した情勢を反映しているのではないか。住民は飛来に慣れず、声を上げ続けることが大切だ」と指摘する。
外務省や防衛局に米軍の低空飛行訓練中止を求めてきた徳島県総務課は「住民の不安は承知しており、今後も申し入れを続けていく」と話している。
牟岐と海陽の町境を飛ぷ米軍機。操縦席の様子まで分かるほどの低空飛行だった=5月3日午前10時15分ごろ、海陽町浅川(住民提供)
「徳島新聞」5月25日付から
牟岐町月平均10回超
牟岐町によると、今年は5月24日までに54回と月平均で10回を超え、昨年までの月1、2回程度を大きく上回る。夜間飛行も常態化しており、ルート真下の地域ではごう音をまき散らす米軍機に困惑と不安が広がっている。
住宅地の上空を米軍機が飛ぶ牟岐町では、昨年末から飛来が頻発。今年3月以降は毎月10回を超え、5月は21回確認されている。23日には午前11時20、28、31分と数分間隔で立て続けに飛び、窓を密閉した建物の屋内まで爆音が響いた。今年飛来した54回のうち2回は、新型輸送機MV22オスプレイだった。
県西部の三好市には今年8回の飛来情報が寄せられている。住民の少ない山間部上空を飛ぶため牟岐町ほど報告数は多くないが、2008年以降の年間0~3回と比べると増加ぶりが目立つ。
同じオレンジルートの高知県本山町でも顕著だ。町によると、昨年の29回に対し、今年は53回(23日現在)と、最近10年で最多だった09年の56回を超える水準で推移している。
昨年までほとんどなかった夜間飛行も住民にとって深刻。牟岐町では4月10日午後8時15分に今年初めて確認され、4月は少なくとも5回、5月は13~16日の4晩連続を含む9回飛んだ。13日は深夜の午後10時39分に爆音をとどろかせた。
1999年の日米合意では、低空飛行訓練について「地元住民に与える影響を最小限にする」とあるが、牟岐町中村の女性(57)は「最近の米軍機はひどい。あまりのごう音に跳び起きたことがある」と迷惑がる。那賀町木頭和無田胃の男性(62)は「夜は昼より低く飛んでいるように感じる」と憤った。
夜間も常態化 住民、不安広がる
「日本を守る一端を担ってくれている」「我慢するしかない」と理解を示す住民もいるものの、大半は不満、不安を強めている。防衛省中国四国防衛局(広島市)は飛来増について「米軍の運用に関わる事項は承知しておらず、コメントできない」と説明するだけ。
岡山県の民間団体・低空飛行解析センターは「北東アジアの緊迫した情勢を反映しているのではないか。住民は飛来に慣れず、声を上げ続けることが大切だ」と指摘する。
外務省や防衛局に米軍の低空飛行訓練中止を求めてきた徳島県総務課は「住民の不安は承知しており、今後も申し入れを続けていく」と話している。
牟岐と海陽の町境を飛ぷ米軍機。操縦席の様子まで分かるほどの低空飛行だった=5月3日午前10時15分ごろ、海陽町浅川(住民提供)

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